パソコンモニターの解像度と重要さ
パソコンの解像度とは何かご存知でしょうか。
パソコンの画面の中の1つ1つの発光する粒の量のことです。
パソコンを購入する際によく話題になるステータスといえば、ハードディスクの容量が多い、少ないであったり、メモリがたくさんある、ないなど、があげられますが、この解像度こそ最も重要なパソコンのステータスになります。
現在の解像度の主流
解像度は、現在ではFullHDという大きさの規格が主流となっています。
1920x1080、という表記がされていますが、これは横に1920個の粒があり、縦に1080個の粒が並んでいる、ということを示しています。
画面自体の大きさが同じであった場合、この解像度の数値が大きければ大きいほど、より細かな描画が画面上になされる、ということになります。
FullHDの大きさより次によく聞かれる大きさは横の粒の数が3840、縦の粒の数が2160、いわゆる「4K」です。
テレビの液晶などではよく耳ミスるかと思いますが、パソコンの画面も液晶ですので、原理は同じです。
“なぜ?”解像度が重要なのか
ではなぜそこまで解像度が重要なのでしょうか。
答えは、この解像度が多ければ多いほど、画面の中に映し出す情報量が多くなるからです。
現在主流のFullHD(1920x1080)の大きさの前までは1366x768という大きさの液晶がノートパソコンでは主流でした。
しかしこの大きさは粒の量がFullHDの約半分になります。
粒の量が半分になる、ということは情報量が半分になるということです。
情報量が半分というのは具体的な例だと、Excelを全画面で表示した場合に、FullHDと1366x768の液晶の大きさでは、一度に画面に表示されるセルの数が2倍近く変わってくる、ということになります。
一度Excelを利用したことのある方はご存知かもわかりませんが、画面に見えるセルの量が少なければ少ないほど、より多くスクロールをすることになり、一度に確認できる数値が少なくなって非常に見づらく、作業効率が下がります。
ノートパソコン購入
CPUの良しあしは、通常のネットで調べ事や、Excel,Wordを使う分にはあまり関係がありません。
ハードディスクも今ではクラウド環境が多くあったり、USBで増設も可能です。
しかし画面だけは後から変更する、ということが難しく、替えが効かないステータスです。
是非ノートパソコンを購入される場合は、CPUやハードディスクよりも、この解像度がより多いものを選んでみてはいかがでしょうか。
(ただし中には解像度が高すぎて文字があまりに小さく見えづらい、という機種もありますので限度はあるかとも思います。)